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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2008年 09月 30日
キルギス。
テルスケイアラタウ山脈の山並みを間近にのぞむ、イシククル湖東岸の町カラコル。 ここで今回泊まったのは、地元の素朴な民宿でした。 食堂兼応接間で寝ていた私を朝6時過ぎに起こしに来てくれたお母さん。 朝食には日本風のお粥を作ってもらうことにしていたのですが、 「ミルクも砂糖もバターも何も入れずに、お米を大目の水で煮るだけでいい・・・」 という私に、 「えっ、それだけでいいの? それじゃあ、味も何もないけれど、大丈夫なの?!」 と不安そうなお母さんのアイヌーラさん。 出来上がったお粥を器に盛り付けながらも、 「こんなものが美味しいのかしら・・・?」 アイヌーラさんは首を傾げながらも、お粥を食卓へ運んできてくれました。 梅干やふりかけ、思い思いのものを加えてお粥を食べる日本人。 私が日本から持ってきた梅風味のふりかけを不思議そうに眺めながら、 「これって、ここのバザールでも売っているのかしら?」 とアイヌーラさん。 そして、 「日本人にはこれでいいのね。こうして残さずに全部食べてくれると嬉しいものね。今日はお粥の作り方を教えてくれてありがとう。今度日本人がうちに泊まったら、朝食にはこうしてお粥を出してあげることにしましょう。」 と嬉しそうにニコニコ。 私が残していったふりかけはあと3食分くらいしかないでしょうが、お母さんのやさしい気持ちに触れ、心温まったカラコルでの滞在でした。 キルギスの片田舎、再訪したい家族がまたひとつ増えたような気がします。 ←アイヌーラさんと息子のベーレック君。 「私が43歳の時に生まれた子供なのよ・・・」とはにかみながら。 マルコメ君のような可愛らしいベーレック君。ベーレックとは”贈り物”という意味だそうです。
by yksilkroad
| 2008-09-30 22:45
| 中央アジア
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