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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2008年 07月 20日
タジキスタン中央部の山中に位置する村、ガルム。
それは、ある方の大好物だったというプロフ(ピラフ)・・・ 村からそう遠くない場所からこの夕景を撮影した私たちは、急いでガルムの村に戻りました。そして向かったのはある女性のお宅。そこでプロフ(ピラフ)をご馳走していただくことになっていたからです。 国連のガルム事務所でまかないの仕事をしていたマルンビさん。 その日の午後、インタビューをさせていただいたのですが、 「その方は私の作るピラフが大好物で、いつも作ってくれと頼まれたものです。そして、ピラフを作ってあげると、”美味しい!”と何度もおかわりをしたものでした・・・」 と語ってくれました。 そしてそのまま話の流れで、 「今晩、そのピラフを食べてみませんか?」 と誘ってくれたのです。 一連の会話を訳しながらスタッフの顔色をうかがっていたのですが、リポーター役のI氏は 「えっ、ご馳走していただけるんですか?!」 と、とても乗り気な様子。 「他の撮影もあるのに想定外・・・ちょっとお邪魔してすぐに失礼しようか。」 そんな雰囲気でお宅にお邪魔したものの、結果はとっても嬉しい誤算になりました。 マルンビさんのところは総勢20人ほどの大家族。 プロフが出来上がるのを待っている間、学校に通い始めたばかりであろう幼い少女たちが、恥かしそうに習いたての歌を披露してくれました。 内戦の時代を知らない子供たち。こんな平穏なありふれた日常を願い、あの方はタジキスタンで活動されていたに違いありません。 ←マルンビさんのお宅の子供たちではありませんが・・・ プロフはご存知の通り、中央アジアではポピュラーな料理。 自分でも作りますし、あちこちでプロフを食べてきた私。でも、ここでいただいたプロフがいちばん美味しかったです。 あの方が美味しいと絶賛し、おかわりをしていたというのも頷けるというもの。 屈託のない気さくなガルムの人々のホスピタリティーに触れ、大満足のひとときでした。 ***** ***** ***** ***** ***** ***** 「行動する国際政治学者」秋野豊さんがタジキスタンで亡くなられてから今年で10年になります。 そして、今日7月20日が命日。 現場となった場所には慰霊碑が建てられていますが、きっと花がたむけられているであろうことを祈って・・・ そして、秋野さんのご家族の方々がいつかマルンビさんのプロフを食べられますように・・・
by yksilkroad
| 2008-07-20 22:59
| 中央アジア
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