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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2007年 08月 17日
カザフスタンでは8月18日に総選挙が行われます。
先日、カザフスタン大使館の方と雑談をしていたところ、 「土曜日は選挙なので、在日カザフスタン人が大使館に投票に来るんですよ。」 なんて話題が出てきたので、カザフスタンでも在外投票制度があることを初めて知りました。 ***** 「最近のニュースといえば、今度18日に行われる選挙で市会議員に立候補しています。初めての選挙運動では失敗ばかり。それに加え、家の修理も自分でしなければならないのにてんてこ舞い。一体どうなることやら・・・?!」 選挙と言えば、先日、西カザフスタン在住の友人からこんなメールをもらい、驚いています。 今年で32歳になる彼は、西カザフスタン州の独立系新聞社に勤務するジャーナリスト。最近では衛星チャンネルのニュースリポーターもしているといいます。 多分に、野党勢力の論客とでもいったところなのかもしれません。 彼と出会ったのは2003年9月末。 フリーの反核ジャーナリストに同行して、西カザフスタンへ行ったときのことでした。 日記をつける習慣がないからでしょうか。当時は現地でかなりいろいろな苦労をしたにも関わらず、私の頭には忘却装置でもついているかのように、数年も経つと嫌なことや苦労はけろっと忘れてしまうのだから不思議なものです。 当時の写真を眺めていたら、少しずつ記憶が甦ってきましたが・・・ ↓ロシア帝政時代の面影が色濃く残るウラリスクの街並み 「ソ連時代から広大な範囲にわたって存在し、現在もロシア軍が使用している軍事演習場周辺住民の被害状況を検証する」 という取材目的だったため、州政府からのサポートは期待できず、州政府からホテルへの帰り道でスタンドに売られていた独立系地元紙のオフィスに飛び込んだ私たち。 軍事演習場周辺の住民の置かれている状況をどう取るかは別として、政治的利害も複雑に絡み合うテーマの取材にはそれなりの糸口が必要であるのは言うまでもありません。 やぶへびにならないようにと用心しつつ、しばらく女性編集長と雑談をしていたら、 「あなた方の意図はよく分かりました。私たちもこの問題を一日でも早く改善しなければいけないと考え、記事にすることもあります。早速地元関係者に連絡を取り、現地を案内してもらえるよう頼んでみます。うちの新聞でも最近はこの話題を取り上げげていませんでした。ちょうど良い機会ですから、うちからも一人記者を派遣することにします。」 ・・・なんと、彼女自身、軍事演習場の周辺の村出身だったのです。 そのとき編集長から紹介されたのが、ルクパンというカザフ人の新米記者でした。 私にとっては2度目のウラリスク訪問でした。 1度目はやはり同じテーマの取材で訪れたのですが、当時は政治状況もまた違っていて、州議会議員が運営する被害者支援団体とコンタクトが取れ、被害状況こそ見られなかったものの、支援団体を取材することで何とか仕事として形になりました。 ただ、2度目は同じようにスムーズには事が運ばないのが常。 被害者支援団体が機能しているのかどうかも定かではなく、その団体の動向に関してそれ以上追求したところで何のプラスにもなりません。そして、政治にどっぷり巻き込まれるのだけは何としても避けたいものです。理屈はさておき、まずは現場へ飛んでみることにしよう! ・・・かくして、私たちは合同取材という名目で、被害の甚大な辺境の村々へと向かったのです。 西カザフスタンでの思い出話はさておき・・・ 4年前には権力にペンの力を持って立ち向かうべく奔走していたルクパンが、どういった経緯から政治活動に身を投じることになったのか、私には分かりません。 何らかのきっかけか、心境の変化でもあったのでしょうか? 4年も歳月が流れれば、身辺にいろいろな変化があってもおかしくないのかもしれませんが。 何はともあれ、来週になったらメールで詳しい話を聞いてみようかと思っています。
by yksilkroad
| 2007-08-17 05:41
| 中央アジア
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