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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2006年 08月 16日
午前中、インターネットでロシアのFMをかけていたら、日本漁船拿捕のニュースが流れてきました。
「日本政府が抗議したって、だって日本は負けたんじゃないの・・・」とその直後にDJ。 一人は銃撃で死亡し、残る3人の乗組員は取調べのため古釜布に連行されたのだとか。 「古釜布」って・・・ロシア語ではユジノクリルスク。 北方領土の国後島ですね。 国後島といえば、あの頃の風景はまだ変わらないのだろうか・・・とふと昔のことを思い出していました。 1994年9月、私は国後島のユジノクリルスク(古釜布)にいました。 日記をつけていたはずなのですが、それが見当たらないため、すべてうろ覚えのあいまいな記憶です。 サハリンを旅行していた私は、現地で内務省から国境警備地域への入域許可を取り、コルサコフから船に揺られ国後島へと向かいました。 ←船から択捉島のクリルスクを眺める。 この日は大波のため、乗客は桟橋までの小さな船に乗り換えられず、船はそのまま国後島へと向かった。 国境警備兵以外は若者のいない閑散とした島。 島にはホテルが一軒しかなく、毎日濃霧で天候が悪く、国境警備地帯で行動範囲も規制されるため、ホテルと図書館を往復していたのを記憶しています。 山の中の温泉まで散策したり、日本時代の残像が残る霧の海岸を散歩したり・・・そこで3日ほどを過ごしました。 滞在中は 「赤十字関係者の名目で島へやってきて滞在していた日本人男性が、先日、スパイ容疑で逮捕された」 というニュースを聞いたり、 「拿捕されて刑務所に入れられている日本漁船の船長がいる。特別に許可を出すから会いに行ってみないか?」 そう誘われたのも覚えていますが、船に乗る直前だったので行かずじまい。 そもそも、そんな場所に自分が身を置いていることの方がよほど怪しかったには違いありませんが。 今朝拿捕された漁船の乗組員も、想像するに薄暗い場所で取調べを受け、不安に感じていることでしょうね。 閑散とした霧の中の風景が突然、鮮明によみがえってきたので、当時のことでも少し思い出してみることにします。
by yksilkroad
| 2006-08-16 19:36
| ロシア・旧ソ連
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Comments(2)
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tmshanagn304 at 2006-08-16 22:14
DJの「日本って負けたんじゃないの、、。」そんな感覚なのでしょうね。
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猫ママ
at 2006-08-17 12:48
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日本人は もう すっかり 敗戦なんて 忘れているのにねーー 世界の人の 日本人への 認識って そんなもんなんだねーー 歴史は 重いね 日本は 領海侵犯していない あちらは 侵犯している って これは 水掛け論だね 結局 いつも こういう問題って そうなるんだよね
漁師だって 生きていく為には 侵犯することも あるのかな って 思います だって 侵犯しなくっちゃ 漁獲高が あがらないんものーー 北の 島の 問題は 本当に 難しいね
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