プロフィール
++++++++++++++
山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
以前の記事
2023年 10月 2021年 03月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 07月 more... 最新のコメント
カテゴリ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 05月 07日
ウズベキスタンから帰国しました。
ゴールデンウィークということもあり、どこもかしこも日本人ツアー客だらけ。とは言え、ウズベキスタンへ行く観光客が増えるのは嬉しいことですね。 今回は久々にヒヴァに1泊しました。 世界遺産になっているイチャンカラ(内城)内にあるアルカンチ・ホテル。ここはヒヴァでのホテルの老舗ともいえるところで、その昔、プライベートで旅行していた時などには何度もお世話になったものです。まだ規模が小さかった頃は家族経営で、経営者のおじさんが隅々まで目を行き届かせていたものですが、今では規模が大きくなり、多くのスタッフを雇い、もう一軒ホテルを持っているほど。 東向きのテラスがあるので、イチャンカラに昇る朝日を見ることが出来ます。 ウズベキスタンは日本の1.2倍ほどの面積ですが、それぞれの地方で方言があります。 ヒヴァの人々が話すのはホレズム方言。一般的なウズベク語よりも発音が硬いのは、隣接するカラカルパクスタン自治共和国のカラカルパク語の影響でしょうか? 耳慣れない地名かもしれませんが、ウズベキスタンにあるカラカルパクスタン自治共和国ははアラル海に面し、トルクメニスタンとカザフスタンと国境を接しています。「黒い帽子」という意味のカラカルパク人はチュルク系。彼らの話すカラカルパク語はチュルク語系の言葉の中ではカザフ語に最も近いもの。私がカザフ語を話すと、カザフ語の響きを知らないウズベク人達からは時々カラカルパク語を話していると勘違いされることも。 自治共和国内に住む最大民族はウズベク人、次いでカラカルパク人、カザフ人、トルクメン人・・・など。そういえばアルマティに住んでいた頃、私が最初に仲良くなったカザフ人はカラカルパクスタンのクングラードという町出身でした。 遺跡の町、片田舎のヒヴァにいるとロシア語を話そうという気分にはならないものです。 カザフ語の発音を少しウズベク風に変え、知っている単語だけはウズベク語にしてごり押しに話す私。そのカザフ語訛の言葉を聞いた現地人から 「ホレズム語がお上手で・・・」 と言われ、驚きました。 「いいえ、ホレズム語ではなくて、私はカザフ語を話しているんですが・・・?」 と答えると、 「僕はカラカルパク出身。育ったところで話されていた言葉そっくりで何だか懐かしいよ。それに響きはホレズム語(方言)にも似ているしね。そのまま話しても十分分かりますよ。」 と微笑むアルカンチ・ホテルのスタッフ。 なるほど、ホレズム語の響きは硬いのか・・・ウズベク語風にあえて柔らかく話そうとするのではなく、思い切ってカザフ語で話してしまえばいいのね-そう思ったら、ヒヴァが数倍居心地よく感じられてきました。
by yksilkroad
| 2006-05-07 00:56
| 中央アジア
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||