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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2016年 07月 22日
”ル・コルビュジエの建築作品”が三度目の正直でユネスコ世界文化遺産に登録され、上野の国立西洋美術館に多くの人が訪れ、"東京初の”世界遺産”が誕生した!と上野周辺では盛り上がりを見せているようですが…
世界遺産は毎年数十件ずつ増え続けています。今年は21件の新しい”世界遺産”が誕生しました。 2014年の中国、カザフスタン、キルギス3か国で構成する文化遺産”シルクロード 長安-天山回廊の交易路網”に次いで、中央アジアからは今年は”西天山”が自然遺産に登録されたのをご存じでしょうか? ”西天山”という名前だけだと何だか全く色気がありませんが…(笑)、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン3か国にまたがる西天山山脈に点在する7カ所の国立自然保護区や国立公園で構成されています。 アクスー・ジャバグリ国立自然保護区(カザフスタン、南カザフスタン州) カラタウ国立自然保護区(カザフスタン、南カザフスタン州) サイラム・ウガム国立公園(カザフスタン、南カザフスタン州) サリ・チェレク国立生物圏保護区(キルギス、ジャララバード州) ベシュ・アラル国立自然保護区(キルギス、ジャララバード州) パディシャ・アタ国立自然保護区(キルギス、ジャララバード州) チャトカル国立生物圏保護区(ウズベキスタン、タシケント州) ”西天山”というのは、キルギスのビシュケクから見えるキルギス・アラトー山脈を越えた先のタラス・アラトー山脈から始まり、カザフスタン南部とウズベキスタンの首都タシケントより東側までのびる山々を指します。 現地名で言えば、タラス・アラトー山脈、カラタウ山脈、プスケム山脈、ウガム山脈とチャトカル山脈のこと。 ツアーなどで行くような観光地からのアクセスが良いのは、アクスージャバグリ自然保護区(タラス⇔シムケント間の幹線道路から12キロほど南に入ったところにあるジャバグリ村が起点になる)、サイラム・ウガム国立公園はシムケントから約70キロ、カラタウ自然保護区はトルキスタンから40キロ、サリチェレク生物圏保護区もビシュケク⇔オシュルートを行く場合にはアクセスは悪くないかと。 余談ですが、国だけでなく州まで敢えて書いたのは何故かと言うと… キルギスのジャララバード州は外務省の危険情報だとレベル2の「不要不急の渡航はやめてください」がずっと継続になっているんですよねぇ。日本の旅行社はこれじゃあツアーも出せないのではないかと思い(笑)。 まあ、外務省のこの危険情報というのも、基準はかなり怪しいものではありますが。トルコの首都アンカラなどはまだ黄色のレベル1にもなっていないのですから驚きです。 日本人旅行者が今後ツアーで行く可能性がいちばん高いところは、おそらくアクスー・ジャバグリ自然保護区でしょうか? 私は今まで見た原種の中ではこれがいちばん好きです。 4月中旬ごろの春のシーズンを外してしまった場合には、アクスー・ジャバグリ自然保護区の中の山の上の方に行けば7月から8月にかけてでも探せばチューリップが見られることもあります。 もっとも、チューリップは自然保護区内でしか見られないというものではありません。毎年、4月中旬ごろであれば、アルマティからシムケントまでの幹線道路沿いでも野生のチューリップは見られますよ(笑)。 ついでにキルギスのタラス・アラトー山脈の中を走る幹線道路沿いの風景も… ただ、個人的には私はこういった自然保護区に団体で行く場合にも、一度に最大でも10人くらいが限度だろうと思っているので、むやみに20人とか30人の大型ツアーが日本から催行されないことを祈りつつ…
by yksilkroad
| 2016-07-22 12:05
| 中央アジア
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