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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2010年 05月 22日
3月18日から昨日まで、日本にいたのはたったの11日間。
その間は極力、油抜きの食事を心掛けていた私。 だって、現地の食事はかなりふんだんに油を使っているのですもの! 嫌でも日本で摂るよりも大量の油を摂取しないわけにはいかないのです。 現地人にとって「油抜き」の料理は、日本人にとって味噌の入っていない味噌汁とでも例えればいいでしょうか(笑)?! あらかじめ断っておきますが、私は中央アジア料理が好きです。 それに、現地食が決して不味いというわけではありません。 ただ、しばらく現地に滞在していると、「食べる」という行為自体に全く執着を感じなくなってくるから不思議です。もちろん、ロケ中は早朝から深夜までバタバタ忙しくしているということもあるのでしょうが・・・どこにいて何をしていても常に「食べる」ことに執着するのは現地人スタッフだけ(笑)。 「油」といえば、朝から胃にやさしくないのが油漬けの目玉焼きと焼きサラミ(もしくは焼きソーセージ)。 テフロンのフライパンで油なしで目玉焼きを焼くなんて、現地人には到底考えられないことのようです。サラミやソーセージもそのものの油で十分だとは思わないのですね、これが・・・ こうして見れば、美味しそうなプロフですが・・・ 現地人なら、さらにこの油をナンにつけて食べる姿も見られます。 茹でた麺の上にスープなしの具をのせたグイルー・ラグマンと呼ばれるもの。 彼らが大量の油を摂取するのにはきっと理由があるはず。 現地の気候は日本に比べるとかなり乾燥していますから、乾燥した空気から身体を守るためだと私は勝手にそう理解しています(笑)。 そういえば、トルクメニスタンのトルクメンバシというカスピ海沿岸の港町のホテルで朝食にお粥をオーダーした時のこと。 前日にキッチンには作り方まで事細かく伝えてあったのですが、出されたお粥は甘いミルク粥!だったのです。お客さんと一緒に一瞬、絶句してしまいました。 普通のお粥がミルク粥に変わってしまったのは、日本人の好むお粥では味気ないという現地人の親切心からであろう・・・と苦笑するしかありませんでしたが。 まあ、何はともあれ、ミルク粥にバターが落とされていなかっただけ食べられました。 2008年の9月にキルギスのイシククル湖の湖畔のカラコルという町でも、ゲストハウスのお母さんに頼んでお粥を作ってもらったことがありましたっけ。(カラコルのお粥をご覧ください) お粥を頼んだ私に怪訝そうな顔をしたものの、後でそれを美味しそうに食べる日本人たちを見て喜んでくれたお母さんの顔が思い出されます。 何はともあれ、食生活も文化。 所変われば奇なり・・・ということなのでしょうね。
by yksilkroad
| 2010-05-22 20:46
| 中央アジア
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