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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2010年 05月 10日
アラル海で真っ黒に日焼けしたためなのか・・・帰国してからも日本人だと思われないことがあるのにはびっくりします。
帰国した成田空港では、カートを回収するおじさんから英語で話し掛けられてしまいました。 数年前、カザフスタンから一時帰国をしていた日本人のおばあちゃんに同行していた時、シベリアから一時帰国をしていた方々からは、 「・・・ところで貴女、どこの日本人?!」 と訊ねられる始末。 シベリア抑留の後、帰国せずに現地に残った日本人も少なくありませんし、旧満州でロシア人との間に生まれた子供たちやその子孫たちもいることは理解していても、 「どこって・・・私はここ(日本)の日本人ですけど・・・」 と苦笑せざるを得ませんでしたっけ。 人種のるつぼである中央アジアにいても同様です。 天山山脈の高原でユルタ(遊牧民の天幕)を張って生活する遊牧民達たちを訪問すれば、最初に私は日本人だと自己紹介しているにも関わらず、かなり話し込んだ挙句に突然、 「・・・それで、貴女はアルマティの娘でしょう。日本語をどこで学んだの?」 と聞かれたり、 トルクメニスタンに行けば、 「貴女の顔は本来のオグズ族のトルクメン人の顔みたいだね。」 と言われたり、 ウズベキスタンのカラカルパクスタンでカザフ語を話して通せば、日本人だと言ったところで、 「それは有り得ない! 元々は何人なの?」 と返される始末。 カザフスタンのクズルオルダのホテルでフロントのあまりの対応の悪さにカザフ語とロシア語ちゃんぽんで怒鳴りまくっていたら、チェックインで日本のパスポートを見せたときに 「うそでしょう? 日本人がこんなに怒って怒鳴るなんて・・・あり得ないわよ。」 と驚かれ・・・ ウズベキスタンのムイナクの船の墓場では、ドライバーと守衛さんが私が何人かをめぐって賭けをしていました。 「キルギス人に違いない!」 とドライバーが言えば、 「いいや、カザフ人だよ!」 と守衛のおじさん。 もちろん、どちらも外れですから賭けは成立しませんでしたが。 時には、 「・・・そうか。貴女のお父さんは日本人で、お母さんがカザフ人なのね! 日系カザフ人もいるんだぁ・・・カザフ人は世界中に散らばっていて凄いもんだねぇ!」 などと勝手に想像を膨らませ語り始める人もいます(笑)。 私が何人であろうと余計なお世話ではありますが、たとえ私が「日系カザフ人」とか「カザフ系日本人」であると名乗ったところで、それもあり得てしまうのが人種・文化の坩堝たるユーラシア大陸・中央アジアなのでしょうね。 みなさんも中央アジアの街を歩けば、どこかの誰かとそっくりな人とすれ違うこと間違いありません。 小アラル海で漁師をするブグン村の家族です。(2008年5月にNHKのエコ大紀行のロケでお世話になった家族) 3月下旬にロケハンでカラテレン村へ向かう途中、ブグン村でお宅にお邪魔したところ、2008年当時はまだ歩けなかった女の子が2歳のおてんば娘に成長していました。 時が経つのは本当に早いものです・・・
by yksilkroad
| 2010-05-10 23:32
| 中央アジア
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Comments(4)
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tmshanagn304 at 2010-05-11 09:34
たいへんおもいろいお話でした。
私の同級生にはイラクとかイラン人にそっくりの人がいました。 私の家族は朝鮮系の顔だと思っています。日本人の血は複雑です。 ところで、この2歳のおてんばさんは、完璧に日本人です!
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yksilkroad at 2010-05-11 10:44
コメントありがとうございます。
日本人の血も複雑に混ざり合っているのでしょうね。 私はユーラシアの中央アジア系かベトナム系か・・・と言われることが多いです。先日はインチョン空港でフィリピン人にフィリピン人だと間違えられたことも。 中央アジアの片隅でふと懐かしい感じがすることがありますが、顔が似ているからでしょうね。
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mukda
at 2010-05-27 16:19
わぁ、懐かしいですね!おじさんは全然変わってませんね。
大人を見ると「まだ2年」、子どもを見ると「もう2年」と感じますね。 ちなみに、私もタイ大使館で日本人だと信じてもらえなかったことがあります。タイ-ラオスの国境でイミグレにスルーされそうになったり、バンコクでタイ人に道聞かれて答えても気づかれなかったり…。
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yksilkroad at 2010-05-28 01:14
mukdaさん、今晩は。確かに・・・大人を見ると「まだ2年」、子供たちを見ると「もう2年」ですよね。国境のイミグレでスルーされそうになるとは、悲しいものですね。という私も、中央アジアでパスポートを提示するとまず最初に驚いた顔をされますが(笑)。日焼けしたせいだと思うようにしています。
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