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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2018年 02月 19日
エスプレッソにスライスレモンと砂糖を入れて楽しむエスプレッソ・ロマーノなるものを愛飲している私ですが、実はこれ、レモンよりオレンジの方が美味。 レモンだと入れてすぐに出してもレモン特有の渋みが出てしまうものですが、スライスオレンジの場合入れっぱなしで飲んでも渋くはなりません。 グラスに添えたスライスオレンジは飾りで、エスプレッソを淹れるときにグラニュー糖と一緒にスライスオレンジもグラスに入れています。レモンの時はしないけれど、砂糖を混ぜるときにオレンジを潰して果汁を出してしまうのもフルーティーさが増して美味。 しかも、飲み終わったら、オレンジピール入りのチョコレートを食べているような感じでエスプレッソの染み込んだオレンジは食べられます。 好みにもよるとは思いますが、今のところ私にとってベストなのは、ダブルエスプレッソにグラニュー糖3g、スライスオレンジ1枚といったところでしょうか。 しかし、これはもうロマーノではなく、別の飲み物かもしれない… ということで、オレンジが大好物なチェブラーシカにあやかって、 ”エスプレッソ・チェブラーシカ”! と勝手に命名します。 そういえば、レモンはレモンでも、中央アジアのタジキスタンやウズベキスタンで栽培されている皮の薄いレモンでも試していただきたいものです。 あ、でも、現地ではスライスレモンはあっても、なかなか濃くて美味なエスプレッソにはお目にかかれないかもしれませんが…(笑)。 このレモンだと皮の渋みが出ないので美味しくなりますよ。 中央アジアのレモン、中には皮がオレンジ色でオレンジと見間違えるものもあったりします。 しかし、このエスプレッソ・ロマーノ、もっとはやってもいいものだと個人的には思うのですが、お店ではロシアのチェーン店Кофе Хаузでしかお目にかかったことがありません。 まあ、普通にエスプレッソ頼んで、スライスレモンをもらえばいいんですけどね(笑)。 日本でそうしようとすると、まずお店の人に 「そんなことしている人、見たことありません。」 とか 「すみません、うち、レモン置いていないんですよ。」 と言われるでしょうが、お水にレモンを入れていたらスライスレモンをサービスしてくれるお店もありますから、ロマーノ好きな方にはぜひトライしていただきたく。 日本でもこういう飲み方、広まればいいのになぁと思う今日この頃です。 #
by yksilkroad
| 2018-02-19 15:31
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2018年 02月 10日
昨日、平昌五輪の開会式を見ていて、各国選手団入場の際のNHKのアナウンサーのコメントには違和感を覚えることも少なくなく…
旧ソ連構成国、まずはバルト三国から。 (*順番は入場順) <ラトビア> 1991年に旧ソビエトから独立したバルト三国のひとつです。国旗の色、えんじと白を基調としたユニフォームを着けています。 <リトアニア> さあ、やってきたのはバルト三国の一つ、リトアニアです。旗手はバイアスロンのトマシュ・カウケナシュ選手。スキーのアルペン、バイアスロン、クロスカントリーに合わせて9人が出場します。第二次世界大戦中、ナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人に日本の通過ビザを発給した外交官、杉原千畝が駐在していたことで知られています。 <エストニア> バルト三国の一つ、エストニアです。クロスカントリーを得意としていまして、2006年のトリノ大会では3個の金メダルを獲得しました。 リトアニア紹介の際に、「第二次世界大戦中…」なんて言葉が出てきたから、何の話かと思いきや、杉原千畝。そういうスポーツとは関係のない日本よいしょは場違いな気がしました。 旧ソ連構成国、次はコーカサス地域。 <アルメニア> アルメニアです。黒海とカスピ海の間のカフカス地方に位置しています。クロスカントリーに出場するミカエル・ミカエリャン選手はクロスカントリー一家なんですよ。7歳上のお兄さんはバンクーバー、そしてソチの代表、お母さんは98年の長野大会に出場していて、さらにお父さんは現在コーチを務めています。 <アゼルバイジャン> アゼルバイジャンです。カスピ海に面しています。1991年、旧ソビエトから独立しました。選手は1人です。アルペンにエントリーしているパトリック・グラシュナー選手。ソチ大会に続いての出場です。 <ジョージア> 黒海沿岸の国、ジョージアです。3年前にロシア語由来のグルジアから英語のジョージアに呼び方が変わりました。今年に入ってこの国の名前よく聞くようになりましたよね。先日、大相撲初場所で初優勝を飾った栃ノ心のふるさとです。冬のオリンピックの出場は今回が3回目となります。 世界地図でアルメニアの場所を一発でさせる日本人は多くはないとは思いますが、「黒海とカスピ海の間のカフカス地方に位置しています」という説明は何だかなぁ…と個人的には思ったものです。アルメニア、黒海にもカスピ海にも接していないし(笑)。”カフカス地方”と聞いてピンとくる人が少なくないならば、バルト三国のように”コーカサス三国”的な括りをもっと定着させるべきなのではないかと感じた次第。 グルジアは「3年前にロシア語由来のグルジアから英語のジョージアに呼び方が変わりました」というコメントには突っ込みを入れたいところ。グルジア外務省からのお願いをすんなり受け入れてグルジア→ジョージアと呼び方を変えたのは日本外務省及び日本政府なので、「呼び方が変わりました」という表現には説明不足を感じました。いずれにせよ、かの国を”グルジア”的な呼び方をする国はロシア語圏だけではないので、”グルジア”=ロシア語由来というかの国の主張をそのまま鵜呑みにするのもどうなんだろう?と首をかしげたくなるのは私だけではないはず。英語での国名はずっと前から”ジョージア”ですが、グルジア語では”サカルトヴェロ”です。 余談ですが、開催国韓国も日本と同様、ジョージアと呼び方を変えています。 旧ソ連構成国、続いては中央アジア。 <ウズベキスタン> 中央アジアのウズベキスタンです。前回のソチ大会に続いてフィギュアスケートの男子シングルに出場するミーシャ・ジー選手は振付師としても活躍している方です。 <カザフスタン> 中央アジアにあるカザフスタン。1991年に旧ソビエトから独立し、1994年のリリハンメル大会から毎回冬のオリンピックに出場しています。冬のスポーツが盛んで、クロスカントリーやスピードスケート、バイアスロンなどでメダルを獲得してきました。 カザフスタンは旗手の衣装が毎回素敵なんですよね。 <キルギス> 中央アジアのキルギスです。シルクロードに位置する山と草原の国。経済の低迷や失業を背景にイスラム過激派組織に参加する若者が少なくないため、対策が課題になっています。 ウズベキスタンはミーシャ・ジー一人の出場なので、フィギュアスケートファンには嬉しい紹介でしたね。国的には今日から日本国籍保持者にビザ免除制度を導入していますし、”シルクロードの文明の十字路”的な表現を入れてほしいと思ったのではないかと…(笑)。 カザフスタンは2022年の冬季五輪開催を目指していましたが、最終プレゼンで北京に敗れ誘致が決まらなかった国で、アジア大会やユニバーシアードなどの開催国。中央アジア5か国の中では最もウィンタースポーツが盛んな国と言っても過言ではないかと。 フィギュアスケートファンはソチ五輪の銅メダリスト、デニス・テンに言及してほしかったことでしょうが。 多分、今回の平昌五輪参加国の中で一番酷い紹介のされ方だったのがキルギスだったと思います。 「シルクロードに位置する山と草原の国」…までは良くて、良質なパウダースノーのスキー場などもありますとかって続くのかと思いきや、「経済の低迷や失業を背景にイスラム過激派組織に参加する若者が少なくないため、対策が課題」…って、これ、ニュースでイスラム国に参加するキルギス出身者のリポートをしているのでもないのに、それ、オリンピックを見る人たちに必要な情報ですか? 政治じゃなくてスポーツの平和の祭典にそんな情報、なぜに必要だったのか理解に苦しみました。 そんなことより、選手団が被っていた民族の誇り”カルパック”にでも言及してあげるべきだったかと。 ある程度の原稿は作って中継しているのでしょうから、もっとまともなコメント、誰か考えてあげられなかったのが残念です。 旧ソ連構成国、まだまだ続きます。 <モルドバ> 東ヨーロッパ、モルドバです。ルーマニアやウクライナと国境を接しています。選手は2人。そのうちスキーアルペンのクリストファー・ヘアル選手は生まれはオーストリアですが、一昨年、モルドバの市民権を得ました。 <ベラルーシ> 旧ソビエトのベラルーシです。前回5つの金メダルを獲得しました。そのうちの3つはバイアスロンのダリヤ・ドムラチェワ選手です。ご主人も同じバイアスロン選手でして、オリンピック6大会で8個の金メダルを獲得したノルウェーのビョルンダーレン選手です。ただ今回出場権を逃してしまいました。あ、夫婦そろっての出場はならなかったんですね。 <ロシア> オリンピック旗を掲げて入場してきたのは、国ではなく個人として出場するロシア出身の選手たちです。OAR、オリンピック・アスリート・フロム・ロシア。ロシア出身のオリンピック選手です。IOC国際オリンピック委員会はロシアが組織的なドーピングとその隠ぺいを行っていたとして、ロシア選手団の出場を認めませんでした。過去にドーピング違反をしていないことなど、厳しい条件を満たした選手に限って個人の資格での出場です。 <ウクライナ> ウクライナです。旧ソビエト崩壊後の1994年リリハンメル大会から冬のオリンピックに出場しています。今大会にエントリーしている選手は33人。これはこれまでで最も少ない人数です。ウクライナのオリンピック委員会によりますと、経済状況やロシアとの紛争の影響は否めないとのことです。 モルドバはNHK的には旧ソビエト構成国ではなく、東ヨーロッパに分類されているのですね(笑)。 ウクライナに関しては、参加選手の人数が少ないからといって、ウクライナオリンピック委員会の主張をそのまま伝える必要、あったのかな?何に忖度して伝えたの?と思ってしまいました。 旧ソ連構成国は15か国ありますが、トルクメニスタンとタジキスタンは出場していません。 続いては、”16か国目のソ連構成国”などと呼ばれていたこともあったモンゴルの紹介を。 <モンゴル> モンゴルです。今回が冬のオリンピック14回目の出場ですが、まだメダルの獲得はありません。雄大な自然を生かしてクロスカントリーが盛んです。 続いて、東欧諸国の紹介を。 <ルーマニア> 東ヨーロッパのルーマニアです。冬のオリンピックは21回目の出場という歴史を誇ります。これまで獲得したメダルは一つ。1968年のグルノーブル大会、ボブスレーの2人乗りで銅メダルを獲得しました。今大会は男女合わせて27人の選手がエントリーしています。 <モンテネグロ> こちらはバルカン半島にあるモンテネグロです。かつては旧ユーゴスラビアに属していましたが、2006年に独立、今回が冬のオリンピック三回目の出場です。 <ボスニアヘルツェゴビナ> ボスニアヘルツェゴビナです。旧ユーゴスラビア時代の1984年、首都サラエボで冬のオリンピックが開かれました。サッカー日本代表のハリルホジッチ監督、そして元監督のオシムさんの出身地でもあります。 <ブルガリア> 東ヨーロッパのブルガリアです。元大関琴欧州の鳴戸親方の出身地です。冬のオリンピックは20回目、バイアスロンやクロスカントリーなどでこれまで6個のメダルを獲得しています。今回は男女合わせて21人の選手がエントリーしています。 <セルビア> セルビアです。旧ユーゴスラビアの国の一つです。国旗の色、赤青白のユニホーム姿での入場です。旗手を務めるのはアルペン女子のネベナ・イグニャトヴィッチ選手。セルビアが初めて冬のオリンピックに参加したバンクーバー大会から3回連続での出場です。 <スロバキア> スロバキアです。1993年にチェコと分離して独立国家となりました。これまで冬のオリンピックで獲得したメダルは5つ。そのうち3つを占めるのがバイアスロンのアナスタシア・クズミナ選手です。今大会女子7.5キロで3連覇がかかっています。アルペンも強くなってきました。 <スロベニア> スロベニア。旧ユーゴスラビアから独立した国の一つです。前回は8個のメダルを獲得。冬のオリンピック史上最高の成績を収めました。今回はアルペンやスキーのフリースタイル、スノーボードなどに合わせて71人がエントリーしています。ウェアのこの紺、薄緑 、白の三食はスロベニア選手がよく身に着ける色で、スロベニアを象徴する色の組み合わせだそうです。 <アルバニア> アルバニア。バルカン半島の西部に位置しています。冬のオリンピックは4回目、前回アルバニア初の女性選手として出場したアルペンのスエラ・メヒネ選手が今回もエントリーしています。今大会は出場選手2人ともアルペンの選手となっています。 <チェコ> チェコです。エントリーしたのは95人。前回の大会では2つの金メダルを獲得。スピードスケートのマルティナ・サブリコバ選手は5000mでバンクーバー大会から2連覇を達成しました。今回で4回目のオリンピック出場です。男子アイスホッケーチームは1998年の長野大会で金メダル、トリノ大会で銅メダルを獲得し、今回もメダルを狙います。長野オリンピックの金には国中が湧きかえって、ナガノという地名はファンの間ではメモリアルな地と記憶されているそうです。 <コソボ> バルカン半島のコソボです。2008年にセルビアからの独立を宣言しました。オリンピックに初めて出場した2年前のリオデジャネイロ大会では柔道で金メダルを獲りました。冬は初出場となる今大会、アルペンの男子に選手が1人エントリーしています。 <クロアチア> バルカン半島にあるクロアチアです。これまで冬の大会7回の出場で獲得した11個のメダルのうち10個をアルペンの国民的英雄コストリッチ兄弟が獲得しています。で、今回、お兄さんのイビッツァ選手は出場を逃してしまいました。一方2007年に引退した妹のヤニツァさんは現在クロアチアのスポーツ庁長官を務めています。 <ポーランド> 東ヨーロッパのポーランドです。冬のオリンピックには第1回から参加し、通算20個のメダルを獲得しています。旗手を務めるのは、前回スピードスケートでポーランド史上初めての金メダリストとなったズビキニェフ・消防士の仕事をしながら選手活動をしているそうです。 <マケドニア> 続いてマケドニアです。1991年に旧ユーゴスラビアから独立した国です。6大会連続の出場ですが、まだメダル獲得はありません。今回はすきーのアルペンとクロスカントリーに男女合わせて3人が出場します。 <ハンガリー> 東ヨーロッパのハンガリー。冬のオリンピックには第1回大会から出場していました。通算6個のメダルはすべてフィギュアスケートで獲得してきましたが、最近ちょっとメダルから遠ざかっています。スキーのアルペンにエントリーしているマルトン・ケイケシュ選手は以前日本に住んでいたことがあるそうです。ですから日本で関わった皆さん応援していらっしゃるかもしれませんね。 旧ソビエトと旧ユーゴスラビア、旧ソビエトに至っては解体・消滅してすでに25年以上経っていますが、国がなくなってから何年経過すれば”旧○○”という形容詞が外れるのでしょうね??? …と、書き起こした国は以上です。 まあ、知っている国だからこそ、「あれれ?この紹介、なんか変じゃない?!」と首をかしげることも出来るわけで、そうでなければ軽く聞き流すか、紹介されたイメージで記憶に残っていくのでしょう。 選手団の規模によっても紹介時間は左右されますし、日本人視聴者には全くなじみがなかったり、なかなかキャッチーなコメントをするのも難しい国もあるのも事実ですが、こういう原稿をきちんと書いて公正に紹介してこそ公共放送のNHKなのではないだろか…と改めて思った次第でした。 #
by yksilkroad
| 2018-02-10 22:36
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2018年 02月 05日
昨日、カザフスタンのチョコレート会社”ラハット”に関する記事
ラハットって?現地の邦人や元在住者に聞くカザフスタンのおすすめ土産3選 が出ていたからなのか…カザフスタンのチョコレートのつぶやきにツイッター上で興味を示した人がなぜか多かったので、この際、ここでマニアックに詳しくまとめてみることにしましょう。 旧ソ連圏はどこでもチョコレートの種類が豊富で、包み紙がレトロで素敵なものも多く、値段はお手頃でも味も良し…というわけで、どこへ行ってもチョコレートのチェックは欠かせないもの。 私も以前に何度かここで書いていますが、カザフスタンでは定番のお土産が現地のチョコレート。 定番の"カザフスタン(Казахстанский)”もラハットの国旗柄だけではなく、実は種類がとても豊富なんです。 スーパーで一般的に売られている板チョコはざっとこんな感じ。 国旗を描いた国旗カラーの下の1枚はアルマティのラハット(Рахат)社のもので、ミルクチョコ。 これは紙包装ですが、紙箱入りのものもあります。 カザフスタンチョコと言えば以前はラハット社の国旗チョコのみでしたが、5~6年前からバヤンスルー社がソ連時代からの素朴なパッケージを豪華一新リニューアルしてラインナップを増やし攻めてきている感じがします。 さて、ここから先は板チョコ以外にも細かくカザフスタンチョコのラインナップを紹介していきましょう。 バヤンスルー社のカザフスタンチョコのラインナップはこちら。 板チョコはカザフスタンブルーのスタンダード、白のミルク、黒のダーク、黄緑のナッツ入り、紫のナッツと干しぶどう入りに、最近オレンジのオレンジチョコが新作で出ています。 ラハットのカザフスタンブルーの国旗柄も魅力的ですが、こちらの豪華な地図模様も魅力的ですよね。カザフスタン国旗か地図か…誰かにお土産に一枚あげるとして、どちらを選ぶのかはかなり迷うところです。両方をセットであげるのも良いかもしれません。 それからラハット製品同様、小さな個包装が入った箱やブルー、白、黒の3種類が入ったセットもあります。 バヤンスルー社のチョコレートは最近カザフスタン全土でシェアを拡大しているようなので、全国どこのスーパーでも買えるはず。 直営店もあるようなのですが、町なかの便利な場所では見かけたことがありません。 町で買えなければ、値段は少し高めですが空港の免税店でも売られているので心配はいりませんよ。 一方、ラハット社のカザフスタンチョコのラインナップはこちら。 国旗柄の20gの小さなものもありますから、ちょと食べてみたい方は試食も出来ますよ。 ミルクチョコはちょっと苦手…という方には、ラハット社の他のラインナップを。 ダークチョコならこちらの"アスタナAstana"と"ラハットRakhat"。 バイテレクが描かれた金のパッケージがひときわ目を引く"アスタナ"。アスタナに行かれた方にはおすすめですね。 "ラハット"はカカオが65%、70%、80%と選べるのが女性には人気。板チョコからプラスチックケース、箱入り、豪華缶入りなど形も量もいろいろ、3種類の詰め合わせもありますよ。 エアチョコならこちらの"アルマティ"。 こちらはミルク、スペシャル。ダークと3種類があります。 では、ラハット製品はどこで買うのが一番良いのか。 それはそうと、先ほどの写真のバヤンスルーとラハットのカザフスタンチョコの肝心の味は…といえば、ラハットのものは日本でいうとカバヤのチョコレート的な素朴な感じのミルクチョコ。先程の写真に出した4枚を一気に食べ比べてみると、バヤンスルーの方が味的には洗練されている感が否めませんでした。 ミルクかダークかなどそれぞれに細かい好みは分かれたものの、何と全員がバヤンスルー派。 ちなみに私もКазахстанскийでは数年前からすっかりバヤンスルー派です。 個人的なおすすめは、バヤンスルー社の紫。 ナッツと干しぶどう入りで、私の周りの女子にはこれが一番人気でした。 それと、新製品のオレンジに大いに期待したいところです。 「あれ、ラハットのカザフスタンのパッケージがリニューアル⁈」と思いきや、トルコのULKER社の製品だったのです。 右側に並べたのはお馴染みのラハットのカザフスタン。ラハットのカザフスタンとバイテレクが描かれたアスタナの両方をパクったかのようなパッケージは逆に秀逸で、一つ買って帰ってくればよかったと後悔していたりして(笑)。 まあ、味は確実にカザフスタン製のチョコレートの方がおいしいとは思いますが。 最後に余談ですが、ラハットの直営店に行く方にはさっと希望の商品を決めてから買い物をした方が良いかと。 スーパーと違ってかごに入れる形式ではなく、レジにいる売り子さんにどれの何をいくつと口頭で伝えて買い物をしなければならないですし、並ぶ人も多いのでもたもたしていると迷惑がられてしまうからです。 一昨年の夏、日本人10人ほどを連れて直営店に行った時には全員真剣に大人買いをはじめ、1時間ほどレジを占拠し、ずっと通訳をする羽目になったこともありました。店内にはレジは5カ所ほどありますし、我々の後ろに並ぶ人はほかのレジに回していたのでお店に迷惑をかけることはありませんでしたが、連れて行った買い物好きな私もびっくりの爆買い風景でしたっけ(笑)。 いや、直営店に実際に行かれると分かるんですが、選択肢が多すぎて迷うんですよね。 「○○を○つ…じゃなくて、ごめんなさい、やっぱり▲▲を▲つにしてください」 って感じについついなってしまって。 爆買い防止には直営店ではなくスーパーでの買い物をお勧めしておくことにします。 というわけで、カザフスタンチョコについてはこの辺で。 そして、チョコレートに関して語り始めるときりがないので、それ以外のチョコレートに関してはまた別の機会に。 #
by yksilkroad
| 2018-02-05 21:01
| 中央アジア
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2018年 01月 28日
「世界の車窓から」は明日タシケント入りするようですが、今日は再放送のお知らせを。 ***** 「世界はピョンチャンをめざす」夢は初めての金メダル 2月3日(土) 午後4時20分~ NHK総合にて ***** BSではなく、地上波での放送です。 番組HPはこちら さて、平昌五輪開幕まであと10日ほどとなりましたが、直前練習で日本に来ているカザフスタンのコーチから嬉しいニュースが!
2011年にロシアに帰化した韓国人のスター選手ヴィクトル・アン選手の出場はIOCに認められませんでしたが、ショートトラックは開催国韓国のお家芸。
ちなみに、平昌五輪で金メダルの選手には250,000ドル、銀メダルは150,000ドル、銅メダルは75,000ドル。
男子ショートトラック競技はカザフスタンが2000年代に入ってから力を入れ始めた競技で、ここ1~2年でその成果が如実に表れてきている感じです。 そのカザフスタンのショートトラックの歴史を30年近くにわたり支え続けているのは、現ナショナルチームの主任コーチを務めているマディガリ・カルスベコフ氏。 元々フリースタイルレスリングの選手だった彼は、スポーツ関係者だった親戚にすすめられスピードスケートを始めます。その後、有名なアルマティのスケートリンクであるメデウで1985年までスピードスケートのトレーナーとして勤務。 1985年には活動拠点をアルマティからアクトベに移し、アクトベのスケートリンクでショートトラックを始めるように。 1985年から91年まではアクトベのショートトラックチームはソ連国内大会でも好成績を収め続けたそうです。 そして、1988年、ソ連カザフ共和国チームのショートトラックの主任コーチに就任。 1993年にはカザフスタンチームは初めて北京でのワールドカップに出場。1996年にはリリハメル冬季五輪参加。 カルスベコフ氏は1988~1996年までカザフチームを率いましたが、もっとも困難だったのは1994年から96年、ソ連解体後の経済危機で資金難が続き、アルマティでもアクトベでも老朽化したアイスリンクの修理が出来ず、外国遠征もままならなかった時代だったそうです。 (その間もショートトラック競技振興を行えていたのは国内ではコスタナイのみ。そのコスタナイはデニス・ニキーシャ選手の出身地です。) 1996年、他のトレーナーたちからの中傷によりショートトラック競技から遠ざかり、1997~2001年までは家具製作の仕事をして生計を立てていました。 その後、2002年にウラリスクにアイスリンクが新設されることが決まると、再び 2011年にはアスタナにリンクが新設されたのを機に拠点をアスタナに移し、カザフスタンナショナルチームの主任コーチに就任したカルスベコフ氏。 カザフスタンではスポーツ学校は無料で、今でも11の州で1000人ほどの子供たちが彼らの後に続けとショートトラック競技に励んでいます。
そんなカルスベコフ・コーチの苦労話や夢も頭に少し入れた上で、カザフスタン選手たちのオリンピックでの活躍を見ていただきたいなぁ…と思う私でした。 #
by yksilkroad
| 2018-01-28 16:51
| 番組放送のお知らせ
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2018年 01月 14日
今日放送の番組のお知らせです。
世界はピョンチャンをめざす「夢は初めての金メダル」 1月14日(日) 20:00~20:50 NHK BS1にて放送 このところ国際試合でも活躍が目覚ましいカザフスタンのカザフ人ショートトラック選手を取材しています。 是非ご覧くださいませ。 番組ホームページはこちら 以下、番組HPより ********** ピョンチャン五輪に出場するボスニア・ヘルツェゴビナのアルペンスキー選手と、カザフスタンのスケート・ショートトラック選手。祖国で初の金メダルを目指す挑戦を追う。 アルペンスキーでピョンチャン五輪に出場するボスニア・ヘルツェゴビナのエルベディーナ選手は18歳の高校生。内戦で選手生命を奪われたコーチと共に祖国の誇りを取り戻すために金メダルを目指す。スケート・ショートトラックのカザフスタン代表のアブザル選手は、経済発展と共に貧富の差が拡大しているカザフスタンで、貧しい家庭で育ったアブザルは子どもたちの希望の星になっている。祖国で初めての金メダルを目指す挑戦を追う。 #
by yksilkroad
| 2018-01-14 00:40
| 番組放送のお知らせ
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