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山田美帆(やまだみほ) ■取材・ロケ・コーディネーター ・中央アジア/シルクロード カザフスタン キルギス ウズベキスタン(カラカ ルパクスタン) タジキスタン トルクメニスタン ・ロシア・コーカサスなど 旧ソ連 ・イラン ■映像翻訳(ロシア語/カザフ語など) ■添乗・ツアーコーディネート メールはこちらへ yksilkroad@yahoo.co.jp *写真・記事ともに無断転載禁止。ご使用に際しては、メールにてご相談ください。 ++++++++++++++ ブログパーツ
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2008年 06月 09日
近所の子供なのか、親戚の子供なのか・・・ 民泊していた家にどこからともなく現れ、私たちの周りで遊び始めた小さな姉妹。 少女たちはアラル海の水があった頃のかつての村の賑わいを知らない。 小アラル海再生のため、カザフスタン政府は世界銀行からの融資により小アラル海と大アラル海の間にコクアラル・ダムを建設した。 シルダリヤ河からは水が流れ込み、小アラル海は順調に水位を回復しつつある。 漁師たちは村から1時間ほど離れた小アラル海の水辺にキャンプを張り、漁をして生計が立てられるようになった。 生まれ故郷である村を離れられない人々。 アラル海は本来あるべき姿にはまだ戻っていないが、人々は希望を失っていない。 「あれだけ干上がって塩分濃度が上がり、魚がいなくなってしまったアラル海。でも、ここ数年で水も魚も戻ってきている。この村にも水が戻ってくるよ。今すぐでなくても、我々の子供たちや孫たちはこの村からきっとアラル海の水辺を見られるはず・・・水は戻ってくるよ。」 と村の大人たちは口を揃える。 世界銀行の融資による小アラル海再生プロジェクトの第二段階がもうすぐ始まり、新しいダムが建設される予定だ。 そうすれば村にも必ず水が戻ってくる・・・そう信じたい。 「20世紀最大の環境破壊」とか「地球温暖化」などという同情や難しい理屈は何もいらない。 村に寝泊りし、村人たちと同じ物を食べ、子供たちと遊んでいると、子供たちの親と同じ気持ちになってくるから不思議。 ↓渡り鳥も戻ってきた小アラル海の水際にて
by yksilkroad
| 2008-06-09 05:42
| 中央アジア
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